二十四節気　秋分（しゅうぶん）

こんにちは、風水鑑定師 あやりす です。

二十四節気

9月23日頃から10月7日頃まで二十四節気の「秋分（しゅうぶん）」。

「秋分」は昼と夜の長さがほぼ等しくなる時期で、季節の大きな転換点を迎えます。この頃を境に、日が短くなり、秋が本格化していきます。また、秋分の日は先祖を敬う「お彼岸」の中日（ちゅうにち）として知られ、感謝の気持ちを捧げる時期でもあります。

七十二候

• 初候：雷乃声収まる（かみなりすなわちこえをおさむ）：夏の間頻繁に聞こえた雷鳴が、次第に聞こえなくなる時期です。雷が鳴り止むと、秋の静けさが訪れます。
• 次候：蟄虫坏戸（むしかくれてとをふさぐ）：虫たちが土中に隠れ、冬に備えて活動を止め始めます。自然界は次第に冬へと準備を進めるのです。
• 末候：水始めて涸る（みずはじめてかる）：川や池の水量が減り、秋の乾燥が始まります。秋の風景が徐々に色濃く感じられる頃です。

行事・風習

秋彼岸（あきひがん）

秋分の日を含む前後7日間は「秋のお彼岸」として、お墓参りや先祖供養を行います。特に秋分の日は「中日」とされ、感謝の意を込めてお供えやお墓掃除を行うことが多いです。秋のお彼岸には、家庭で「おはぎ」を作って先祖に供える習慣があります。

中秋の名月

秋分の頃、月見を楽しむ風習があります。特に旧暦の8月15日は「中秋の名月」と呼ばれ、この時期に月見団子や秋の収穫物を供え、豊作を祝います。秋の夜空を眺めながら、静かで美しい月を楽しむのは、秋の風物詩です。

旬の食べ物

栗（くり）

秋の味覚の代表的なものの一つが栗です。ホクホクとした甘さがあり、炊き込みご飯や栗ご飯など、季節の料理に多く取り入れられます。栗にはビタミンCが豊富に含まれ、抗酸化作用が期待されます。

さつまいも

ほくほくと甘いさつまいもは、この時期の旬の野菜です。焼き芋や天ぷら、スイーツにも使われ、寒くなるこれからの季節にぴったりです。食物繊維が豊富で、整腸作用も期待されるため、健康にも良いとされています。

易経の十二消息卦

※十二消息卦・・一年の陰陽の流れを十二個の卦のかたちで教えてくれるもの

風地観は、易経の十二消息卦における9月の卦です。

卦象は、上卦が風（巽）、下卦が地（坤）の卦です。
この卦は、物事を深く観察し、洞察する時期を示しています。風が地上を吹き渡るように、広く見聞を広める機会を表しています。

9月は、秋の始まりであり、自然界の変化が顕著になる時期です。風地観の卦は、この季節の変化を観察し、学びを得ることの重要性を示唆しています。

風地観の卦は、表面的な観察だけでなく、物事の本質を見抜く洞察力が求められることを意味します。また、自己を振り返り、内省する機会でもあります。

風地観の時期の行動指針

• 観察を大切にする: 目の前の状況や他者の行動を慎重に観察し、全体像を捉え物事の本質を見抜くよう努めることが大切です。
• 見聞を広げる: 様々な経験を通じて知識や情報を得ることが推奨されます
• 他者の意見を聞く: 自分の視点だけでなく、他者の意見も積極的に取り入れることが大切です。

風地観の時期は、学びと成長の機会として捉えることができます。広く観察し、深く洞察することで、将来の行動に活かせる知恵を得ることができるでしょう。

焦らずに、じっくりと物事を見極める姿勢が求められます。この時期を通じて得た洞察は、今後の人生における重要な指針となるはずです。

次回は

日本の季節の変化、
その美しさを少しでも感じる
きっかけになると嬉しいです。

どうぞお楽しみに。
今日も読んでくださってありがとうございます。

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