年収90万円で野草食べてるけど
めっちゃ幸せそうに
暮らしてる人がおんねんけど
と言って渡されたのがこの本です。
え?何それ?
そんな野草なんか食べたくないし
めっちゃ貧しい暮らしは嫌だな。
ところがところが、
読んでみたら全く印象が違っていました。
著者は、25歳から約6年間、
東京郊外(国分寺)のアパートで
隠居生活を送る大原さん。
社会との関わりを最小限にして
週2日働いて年収を100万以下。
特殊なスキルもないけれど、
親や国に頼ることもなくハッピーに
暮らしているとのこと。
え?もしかして、
お金ではない豊かさを持っている人
なのかもしれない。
どんどん読み進めていきます。
モノも人間関係も仕事も
断捨離しまくって
本当に必要な豊かさのみを残したら
そうなったというだけ。
もしかして、
スーパーミニマリストやん。
もちろんすぐにその生活に行き着いたわけではなく
2年ほどトライアンドエラーしながら
最低限の満足ラインを模索。
足るを知るを実践されている。
自分には本当は何が合っていて、何があっていないのか
なるべく働きたくない人のためお金の話 P48-49
何が必要で何が不要なのか
それらをどう判断すればいいのか
どんな障壁が予想されるのか
行動に移す時の心がけ
さらに、その後も柔軟にアップデートされています。
それをどうやって続けていくのか
なるべく働きたくない人のためお金の話 P49
あるいは変わることを選ぶのか
削るだけ削ってって
イメージになるんですが
ハッピーなお金の使い方の探究もされています。
隠居する以前、私はいかにお金を使わないかということばかり考えていました。 恥ずかしい話ですが個人的な損得にしか興味がなかったからです。それが今は同じお金を使うならいかに一人でも多くの人をハッピーに出来るのかという判断で使えるようになりました。
なるべく働きたくない人のためお金の話 P127
これも自分がお金稼いでくるときに
しんどい思いとかしてたら
なかなかできる事でもないと思うんですよね。
満たされているからこそできるというか。
そして、このBeを思い出しました。
お金は必要だけど
どれくらい本当に必要なのかがわかると
怖さはなくなる。
これは東洋哲学でも言われてる事なんですね。
知らないから怖い。知れば怖くない。
何かを獲得しなければ
幸せになれないわけではなく
幸せの状態であること。
それが豊かさの根源なんだろうな。
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