五節句の上巳：女の子の幸せを願う、優美なひな祭り

こんにちは、風水鑑定師あやりす です。

五節句の上巳：女の子の幸せを願う特別な日

春が訪れ、陽だまりの温かさを感じる季節になると、鮮やかな桃の花が咲き誇ります。その花のように可憐な女の子の健やかな成長を願う、特別な日があります。

それが、五節句の一つである3月3日の「上巳（じょうし）の節句」、別名「桃の節句」です

参考：日本の伝統文化を愉しむ 五節句とは

歴史と伝統が織りなす、優美なひな祭り

上巳の節句の起源は、古代中国で行われていた厄払い行事。
日本では女の子の成長を願う特別な日へと進化を遂げました。

平安時代から貴族の間で盛んに行われてきた伝統行事で
当時は、人形（ひとがた）を川に流して厄を祓う「流し雛」という風習でした。

それが時代とともに変化し、人形を飾って遊ぶ「ひな遊び」へと発展。

現在では、ひな人形を飾り、桃の花や菱餅、白酒、ちらし寿司などを供えて、女の子の幸せを願う「ひな祭り」として親しまれています。

桃の節句に込められた、深い願い

桃の節句には、女の子の健やかな成長を願うだけでなく、厄を祓い、将来の幸せを祈るという願いが込められています。

• 桃の花：魔除けの力があるとされ、邪気を払い、健康と幸福を守る
• 菱餅：菱の葉は生命力と魔除けの象徴、緑、白、赤の色はそれぞれ厄除け、子孫繁栄、魔除けを表し、健康と長寿を願う。緑・白・赤の重なりは、「雪の下には新芽が芽吹き、桃の花が咲いている」という春の情景を表している。
• 白酒：古くから神事や祝宴で用いられてきた縁起物で、身の穢れを洗い流す
• ちらし寿司：五穀豊穣と子孫繁栄を願う縁起物で、色鮮やかな具材は華やかな未来を象徴

未来を彩る、大切な行事

五節句の上巳は、女の子の健やかな成長と幸せを願う、伝統と文化が息づく大切な行事です。桃の香りに包まれた特別な日を通して、優しさや美しさ、伝統への敬意を育んでいきます。

笑顔と幸せで溢れる、五節句の上巳を、ぜひご家族で楽しんでください。

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